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今学期最後の食育授業

今日は学期最後の与論町立茶花小学校での食育授業でした。

食べられることの貴重さや大切さをテーマに掲げながら行いました。

生産者の方々から作られて生まれていくものや、動物や植物たちの命の恩恵があるから・・・というものは、日常で立ち止まって考えなければ思いつかないことって多々あるような気もします。

現実は生産者の方々の働きや日々のたえまない努力があるからこそ野菜や果物を食べることが出来たり、豚や牛肉、魚を口にする事が出来ること。

食べ物を口にする際に、絶対に忘れてはならないことだと思います。

体をつくってくれるものにはどんなものがあるだろうか?

子供達に問いかけながら、色々言葉がたくさんあがり、みんなで一緒に今日という時間を考えることが出来た貴重な時間にもなりました。

食べられるものが残されて捨てられていく現状を改めて知って欲しく、給食やレストラン、コンビニエンスストア等から回収された手も付けていない食材に対して、実際の写真を見せながら「この状況をどう思いますか?」と聞くと、子供達は「もったいない」や「本当に食べられるものを捨ててるの?」と実際の大量廃棄の問題に終始現実を受け止めきれないような表情を浮かべていました。

「豚の餌にしたらいいんじゃない?」

と言う声も上がったり、捨てるものをどうしたらいいのかも色々な視点から考えてくれていました。

終盤は今日のまとめとして、「食べられる国と食べられない国」について、なぜ食べることに感謝しなければならないのか?食べ物を食べなければどうなってしまうのか?などを貧困の国で食料が不足している現状の深刻さも伝えました。

僕達に何が出来るだろうか?

それは食べられることにまず感謝すること。

子供だけじゃなく、大人の方も重々受け止めなければならない事も正直あるかと思います。

大量廃棄を招いている現状は、日々のそうした食への恩恵を忘れがちになっている証拠として大きな問題になっているからです。

一人一人がそうした深刻な現状を肝に銘じ、食への価値観を改めて見直すことがこの先の食問題を解決していく事にも繋がっていくと思います。

食べ物は幸せを与えてくれていますよね?

好きな料理が目の前に置かれたら嬉しいですよね?

その口にしたものは目や鼻や臓器や消化器官をつくってくれたり、エネルギーとして代謝し、あらゆる体の活動力や構成成分として機能してくれています。

それは食べ物を口にしているからこそだからです。

嫌いなものを食べる努力をする事、食べものをむやみに捨てない事、食べるものに感謝をする事を子当達に「約束してくれる?」と促しつつ終わりの時間を迎えました。

食べられる幸せの受け止め方や食べた後はもっと大切だし、それは周りにも影響を及ぼしていくものだし、一人一人の気持ちの中に、食へのとらえ方を改めて感謝していかなければならないのでは?と思います。

今後の日本のために。

今の子供達のために。

僕はそう感じてなりません。

一年間、ありがとうございました!

「また来てくれる?」

帰り際の言葉はずっ忘れないでしょう。

本当にありがとう。

またいつか!

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